さつまトラベル
九州の南東部に位置する**大隅半島(おおすみはんとう)**は、まだ観光地化されていない日本の“秘境”の一つです。鹿児島県の東側を形成し、自然の絶景、火山地形、静かな田園風景、歴史の息づく神社仏閣が豊富に点在しています。多くの観光客が屋久島や桜島を訪れる中、敢えて大隅を訪れる人々は、静けさと本物の日本らしさを体験することができます。
大隅半島は太平洋に突き出し、西側は鹿児島湾を挟んで薩摩半島と向かい合っています。南端には**佐多岬(さたみさき)**があり、ここは本州・四国・九州を含む「日本本土の最南端」にあたります。灯台と断崖から望む海の絶景は圧巻です。
雄川の滝:緑に包まれた森林の中に流れ落ちる滝で、落差は46メートル。エメラルドグリーンの滝壺が美しく、NHK大河ドラマ『西郷どん』のオープニングでも登場しました。
猿ヶ城渓谷:キャニオニングや川遊びに最適。巨石や木々に囲まれた自然豊かな渓谷です。
溝ノ口洞穴:地下水の浸食によって形成された神秘的な洞窟で、古くから信仰の対象となってきました。
荒平天神:海に突き出た岩の上にある神社で、干潮時だけアクセス可能。学問の神様・菅原道真公が祀られています。
佐多岬:亜熱帯植物と断崖に囲まれた最南端の絶景ポイント。
西原台パノラマ公園:鹿児島湾と桜島を一望できる展望台が人気です。
鹿屋航空基地史料館:第二次世界大戦中の特攻隊の歴史を紹介する資料館。戦争の記憶を学べる貴重な施設です。
有名な温泉街400年の歴史を持つ市比野温泉や、純粋で癒しの湯として知られる紫尾温泉など、伝統的な温泉でゆった内之浦宇宙空間観測所:JAXA(宇宙航空研究開発機構)が運営するロケット打ち上げ施設で、「はやぶさ」などの宇宙探査機もここから打ち上げられました。りとくつろげます。
かのやバラ園:日本最大規模のバラ園で、春と秋には約3万5千本のバラが咲き誇ります。
黒豚(くろぶた):旨味と柔らかさが特徴の鹿児島の名物。とんかつやしゃぶしゃぶで楽しめます。
さつまいも:火山性の土壌で育った甘みの強い品種が豊富。
海産物:太平洋で獲れた新鮮な魚介。刺身や焼き貝、地元の居酒屋で味わえます。
緑茶:鹿屋や肝付の山間部で育てられる香り高いお茶。
アクセス方法:鹿児島市内からフェリー(山川港〜根占港)を利用し、大隅側に入るのが便利。レンタカーが必須です。
おすすめ日程:
1日目:フェリーで大隅入り、荒平天神や雄川の滝を訪問。
2日目:猿ヶ城渓谷、溝ノ口洞穴、佐多岬を巡る。
3日目:かのやバラ園、航空史料館、宇宙観測所など文化施設へ。
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