さつまトラベル
鹿児島・知覧:武士の精神と戦争の記憶が交差する町
九州南部・薩摩半島に位置する知覧は、歴史と文化が息づく町です。2007年に南九州市に合併されましたが、今もなおその独自の魅力を保ち続けています
知覧武家屋敷群江戸時代に500軒以上の武士が暮らした石畳の道が約700メートル続きます。防衛と美しさを兼ね備えた庭園と生垣に囲まれた町並みです。現在は7つの庭園が公開されており、枯山水、池泉庭園、刈込庭園など、17~18世紀に京都の庭師によって作られたものもあります。
第二次世界大戦中の特攻基地跡地に建てられたこの博物館では、零戦や隼などの実機、遺書や遺品、特攻隊員1036人の記録が展示されています。
敷地内には「特攻観音像」があり、戦没者の慰霊と平和の祈りが込められています。
知覧茶知覧産の緑茶は全国的に有名で、数々の賞を受賞。桜島の火山灰土と温暖な気候が味わいを育みます。
摩崖仏・知覧城跡岩壁に彫られた仏像や、鎌倉〜戦国時代の知覧城跡を散策できます。
釜蓋神社 —— 頭に鍋蓋を載せて参拝するユニークな神社。
番所鼻自然公園・瀬平公園 —— 開聞岳と離島の絶景が望めます。
清水の摩崖仏 —— 400メートルに及ぶ岩壁に約200体の仏像。
開館時間:武家屋敷・平和会館ともに9:00~17:00。年中無休。大人500円程度。
アクセス:
鹿児島中央駅からバスで約1時間20分。
指宿枕崎線・平川駅からバスまたはタクシー。
自家用車も便利です。
午前:武家屋敷と庭園を散策。
午後:平和会館で歴史に触れる。
夕方:お茶を味わい、自然公園や神社を訪ねて1日を締めくくる。
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